英語の日付や順位を表すとき、1st、2nd、3rdという表記を見たことはないでしょうか。
でも、4th以降はすべて「数字+th」なのに、なぜ最初の3つだけ形が違うのか不思議に感じたことはありませんか。実はこの違いには、英語の歴史と言葉の成り立ちが深く関わっています。
今回は、英語の序数がどうして不規則な形になったのか、そしてスムーズに覚えるためのコツを紹介していきます。
1st、2nd、3rdはどうして他と違うの?
英語の序数を見ていると、1番目から3番目までだけ明らかに雰囲気が違いますよね。4番目以降はシンプルに「th」をつければいいのに、最初の3つは特別扱いです。この違いには、ちゃんとした理由があります。
1. first、second、thirdという独自の単語が語源になっている
英語の1番目、2番目、3番目は、それぞれfirst、second、thirdという完全に独立した単語です。これらはone、two、threeという基数とは別の語源を持っているようです。
たとえばfirstは「最も前」という意味から来ているといわれています。そのため、数字の1とは全く違う形になりました。同じように、secondも「次に続くもの」という独自の意味を持った言葉として生まれています。
だからこそ、4番目以降のように「数字に何かを付け足す」という単純なルールでは表せないのかもしれません。言葉としての成り立ちが根本的に違うということですね。
2. 4番目以降は「数字+th」という規則的なルール
4番目からは一転して、とてもシンプルなルールになります。基本的には数字の最後に「th」をつけるだけです。fourth、fifth、sixthという感じで、ほとんどが規則的に作られています。
この違いは、おそらく使用頻度と関係があるのではないでしょうか。1番目から3番目までは日常生活でとても頻繁に使われます。だから独自の短い言葉が必要だったのかもしれません。
4番目以降はそこまで頻繁には使わないため、わざわざ特別な単語を作らず、規則的な形にしたのでしょう。効率的といえば効率的ですよね。
3. 野球のポジション名で馴染み深い表現
日本人にとって、1st、2nd、3rdという表記は野球でよく見かけます。ファースト、セカンド、サードという風に、ポジション名としてすっかり定着していますよね。
野球に詳しくない人でも、これらの言葉は耳にしたことがあるはずです。こうして日常的に触れていると、自然と英語の序数にも親しみが湧いてきます。
スポーツを通じて英語表現に慣れ親しむというのは、意外と効果的な学習方法かもしれません。楽しみながら覚えられるのがいいところです。
英語の序数に不規則な形が生まれた歴史
英語の序数が今のような形になったのには、長い歴史があります。言葉は時代とともに変化するものですが、序数もその例外ではありません。特に英語は他の言語から多くの影響を受けてきました。
1. ラテン語やフランス語から借りてきた言葉だから
英語はもともとゲルマン語系の言語ですが、歴史の中でラテン語やフランス語から膨大な数の単語を取り入れてきました。序数もその一つです。
firstやsecondといった言葉は、古いフランス語やラテン語の影響を強く受けているといわれています。そのため、英語本来の数詞とは形が大きく異なっているのです。
言語が混ざり合うことで生まれた不規則性といえるでしょう。これは英語全体に見られる特徴で、だからこそ英語は覚えるのが難しいと感じる人が多いのかもしれません。
2. 「最も前」「2番目に続く」という意味が元になっている
firstという言葉は、もともと「最も前にあるもの」という意味を持っていました。単に「1番目」というよりも、位置や順序を示す言葉として使われていたようです。
同じようにsecondも「次に続くもの」という意味合いが強かったといわれています。つまり、単なる数の順番というより、物事の並び方や関係性を表現する言葉だったのでしょう。
こうした意味の広がりがあったからこそ、独立した単語として発展していったのかもしれません。言葉の背景を知ると、覚えやすくなる気がしますね。
3. 発音しやすい形に変化していった過程
言葉は使われるうちに、より発音しやすい形に変化していきます。英語の序数も例外ではありません。
たとえば5番目のfifthは、fiveから来ていますが、「ve」が「f」に変わっています。これは発音の流れをスムーズにするための変化だと考えられます。同じように、9番目のninthもnineの「e」が消えています。
こうした変化は、実際に話す人たちの間で自然に起こったものでしょう。書き言葉よりも話し言葉が先にあったということですね。
1st、2nd、3rd以外にも覚えておきたい例外
序数の中には、1st、2nd、3rd以外にも覚えておくべき例外がいくつかあります。これらを知っておくと、英語で日付や順番を表すときにスムーズになります。
1. 11th、12th、13thは1の位に関わらず「th」をつける
序数の中でも特に間違えやすいのが、11番目、12番目、13番目です。1の位が1、2、3なのに、これらは11th、12th、13thというように、すべて「th」をつけます。
普通なら1の位が1なら「st」、2なら「nd」、3なら「rd」となるはずです。でも11、12、13はその例外なのです。これを知らないと、つい「11st」や「12nd」と書いてしまいそうになります。
この例外は意外と見落としがちです。21番目以降は再び21st、22nd、23rdと戻るので、10代の数字だけが特殊だと覚えておくといいでしょう。
2. スペルが変わる序数(5th、9th、12thなど)
序数を作るとき、単純に「th」をつければいいというわけではありません。スペルが変化するものもあります。
代表的なのは次のようなものです。
- fifth(5th):fiveの「ve」が「f」に変わる
- ninth(9th):nineの「e」が消える
- twelfth(12th):twelveの「ve」が「f」に変わる
これらは発音の流れを良くするための変化だと考えられます。書くときは注意が必要ですが、何度か書いているうちに自然と覚えられるはずです。
3. 20以降の数字(21st、22nd、23rdなど)
20以降の数字になると、再び1の位に注目するルールに戻ります。つまり21番目は21st、22番目は22nd、23番目は23rdという風になります。
これは10代の例外が終わって、通常のルールに戻ったということですね。31番目も31st、42番目も42ndという具合に、どんなに大きな数字でも1の位だけを見れば判断できます。
ただし、11、12、13が含まれる111th、112th、113thなどは再び「th」になります。このパターンさえ押さえておけば、序数の書き方はほぼマスターしたといえるでしょう。
序数の基本ルールをおさらい
序数を使いこなすには、基本的なルールをしっかり理解しておくことが大切です。難しく考える必要はなく、ポイントを押さえれば誰でも使えるようになります。
1. 基数と序数の違いとは?
基数というのは、普通の数のことです。one、two、threeという風に、数そのものを表します。一方、序数は順番を表す数です。first、second、thirdという形になります。
日本語でいえば、「1、2、3」が基数で、「1番目、2番目、3番目」が序数という感じですね。使い分けは文脈によって決まります。
たとえば「3個のリンゴ」なら基数を使いますが、「3番目のリンゴ」なら序数を使います。この違いを意識すると、英語でもスムーズに使い分けられるようになるでしょう。
2. 数字の書き方と単語の対応関係
序数を書くとき、数字で書く場合と単語で書く場合があります。1stと書いてもfirstと書いても、どちらも正しいです。
ただし、略記法の1stは数字の「1」にfirstの最後の2文字「st」を組み合わせたものです。同じように2ndはsecondの「nd」、3rdはthirdの「rd」を使っています。
ここで注意したいのが、「1th」や「2th」は完全に間違いだということです。これらは存在しない表記なので、絶対に使わないようにしましょう。
3. 日常生活でよく使う場面
序数は日常生活のあちこちで使われています。最も多いのは日付の表記でしょう。英語で日付を書くとき、1日は1stと表記します。
また、順位を表すときにも序数が活躍します。「1位」はfirst place、「2位」はsecond placeという具合です。階数を表すときも同じで、3階はthird floorとなります。
こうして見ると、序数は意外と身近な存在ですよね。普段から少し意識して使ってみると、自然と身についていくはずです。
覚えやすい実践的な方法
序数を覚えるには、実際に使ってみるのが一番です。頭で理解するだけでなく、体で覚えることで定着率が格段に上がります。
1. 誕生日や記念日を英語で言ってみる
自分の誕生日を英語で言えるようにしておくと、序数の練習になります。たとえば3月15日生まれなら、March fifteenthまたはMarch 15thと表現します。
これを毎日声に出して言ってみるといいでしょう。自分に関係のある日付なので、覚えやすいはずです。友達や家族の誕生日も同じように英語で言う練習をすると、さらに定着します。
記念日やイベントの日付も同じように練習してみてください。実用的な場面を想定しながら覚えると、記憶に残りやすくなります。
2. リズムに乗せて1st〜10thまで暗唱する
序数を覚える王道は、やはり繰り返しの暗唱です。1stから10thまでをリズムに乗せて唱えてみましょう。
first, second, third, fourth, fifth, sixth, seventh, eighth, ninth, tenthという風に、音楽のように繰り返すと覚えやすくなります。特に不規則なfirst、second、thirdは集中的に練習するといいでしょう。
スペルが変わるfifth(5th)やninth(9th)も、声に出すことで自然と頭に入ってきます。通勤や通学の時間を使って、毎日少しずつ練習してみてください。
3. 声に出して繰り返すと自然に身につく
黙読するだけでなく、実際に声に出すことがとても重要です。声に出すことで、目だけでなく耳と口も使うことになり、記憶に残りやすくなります。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、一人のときに少しずつ練習してみてください。鏡を見ながら発音するのも効果的です。
何度も繰り返しているうちに、考えなくても口が自然に動くようになります。この状態になれば、もう序数を完全にマスターしたといえるでしょう。
間違えやすいポイントと注意点
序数を使うとき、誰もが一度は間違える典型的なパターンがあります。これらを事前に知っておくと、ミスを防げます。
1. 「1th」「2th」「3th」は完全に間違い
初心者が最もよくやる間違いが、「1th」「2th」「3th」という表記です。これらは英語には存在しない形なので、絶対に使ってはいけません。
正しくは1st、2nd、3rdです。これはfirst、second、thirdという単語の最後の部分を取ったものだと覚えておきましょう。
4番目以降はすべて「th」になるので、ついつい1番目から「th」をつけたくなる気持ちはわかります。でも最初の3つだけは特別なのです。
2. 11番目、12番目、13番目の書き方
もう一つの落とし穴が、11、12、13の表記です。これらは1の位が1、2、3なのに、すべて「th」をつけます。つまり11th、12th、13thが正解です。
「11st」「12nd」「13rd」と書いてしまう人が多いのですが、これは間違いです。10代の数字は例外だと覚えておいてください。
この例外を知っていると、21st、22nd、23rdが正しいことも理解できます。10代だけが特別なルールに従っているということですね。
3. 2桁以上の数字は1の位に注目する
大きな数字の序数を作るときは、基本的に1の位だけを見れば大丈夫です。31番目なら1の位が1なので31st、42番目なら1の位が2なので42ndとなります。
ただし、例外として10代の数字が入る場合は注意が必要です。111番目は111th、212番目は212thという風に、10代のルールが適用されます。
このルールさえ覚えておけば、どんなに大きな数字でも序数を正しく書けるようになります。最初は複雑に感じるかもしれませんが、慣れれば簡単です。
まとめ
英語の序数は、最初の3つだけが特別な形を持っています。これは言葉の歴史や語源が関係しているからです。1st、2nd、3rdという表記は、日常生活でもよく目にするので、しっかり覚えておきたいところですね。
覚え方のコツは、実際に使ってみることです。自分の誕生日や大切な日付を英語で言う練習をするだけで、自然と身についていきます。最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返しているうちに必ず慣れてきます。
序数をマスターすると、英語での日付表記や順位の表現がスムーズになります。これからも日常の中で少しずつ使ってみてください。きっと英語力の向上につながるはずです。

